2022/09/03 15:27

CBD(カンナビジオール)とは

CBD(カンナビジオール)は植物の麻の茎や種子から抽出される成分の一つです。

麻由来と聞くと薬物などが連想でき、少し怖いかもしませんが、薬物指定されている成分とは別のものになります。麻から抽出される成分には大きく分けると2種類あります。CBD(カンナビジオール)とTHC(テトラヒドロカンナビノール)です。この2種類は全く別のはたらきをするもので、THC(テトラヒドロカンナビノール)は精神へのはたらきがあり、日本国では指定薬物とされています。もう一つのCBD(カンナビジオール)は精神へのはたりきがないことで知られており、規制などなく問題なく摂取できるものとなります。

数年前から海外ではこのCBD(カンナビジオール)成分が注目されており、多くの大手企業がCBD産業に参入しています。近年では日本でも空港や高級デパートなどでCBDカフェやCBDオイルなどの店舗を見かけることが多くなりました。


CBD(カンナビジオール)のチカラとは

主なチカラとしては研究で発表されているのは、下記の内容になります。

(心身の環境を整えるサポート、快眠をサポート、PMSケア、不眠ケア、てんかんケア、吹き出物などのスキンケアをサポート)

●心身の環境を整えるサポートの原理

CBD(カンナビジオール)のセロトニンやドーパミンなどの伝達物質に影響を与え心身環境を整えるはたらきにより、リラックスすることができます。

難しい話となりますが、人間の体内では身体を常に正しい状態に保つはたらきがあり、活動はエンドカンナビノイド物質というものによって行われます。

このエンドカンナビノイド物質は人間の体の中で作られるのですが、ストレスや体の衰え、栄養不足、カラダのバランスの乱れなど様々な原因でその数が減ってしまうとされています。エンドカンナビノイドが欠乏すると全身の調整機能が働かず、睡眠障害や躁鬱、過敏性腸症候群(IBS)、線維筋痛症、偏頭痛、など発生することがあります。

CBDはこの体内で不足したエンドカンナビノイドを補ってくれる植物由来の天然のカンナビノイドですので、摂取することでカラダのバランスの崩れや心身環境の乱れをサポートし、リラックスすることができます。


●安眠につながる

心身環境には思考や体を高ぶらせる交感神経とリラックスさせる副交感神経があります。アクセルとブレーキのようなイメージです。日中は交感神経が強くはたらき、夜間・眠っている間は副交感神経が強く働くのですが、どちらかが強くならないようバランスをとりながら私たちは生活をしています。心身環境のバランスが乱れると、頭痛、めまい、息切れ、動悸、倦怠感、食欲不審、不眠などが現れます。

CBDは交感神経の興奮を落ち着かせるので、副交感神経がはたらきやすくなったり、リラックスできるようになります。人間が持つ本来の眠りのリズムを作るものなので、睡眠薬などではなく、天然由来の成分で、身体のさまざまな機能にいい影響を与えるものなので和漢に近い感じです。


●皮膚の調子を落ち着かせる

CBDは皮膚トラブルになりやすい方やオイリートラブルなども落ち着かせることができると言われております。摂取したカンナビノイドが心身の司令塔と皮膚トラブルをコントロールし、カラダのはたらきを正常に戻すことで疼痛や皮膚トラブルの抑制につながります。